ブルーベリーの果実の青紫はアントシアニン色素によるものです。アントシアニン色素は、人間の目に良い効果をもたらすばかりか、抗酸化作用もあります。さらには、たくさんの植物繊維、ミネラル成分、その他フェノールも含まれており、人間の生理を活性化させる機能を持つ食品(機能性食品)という特性を持っています。
 また、ブルーベリーには優れた加工性があります。フレッシュフルーツとして生果で食べるのが基本ですが、ジャムやソース、飲料、ケーキ、料理等さまざまに利用することが出来ます。

作り方
  1. ブルーベリーをホウロウの鍋に入れ、まず砂糖を分量の2/3量加え、弱火にかける。
  2. 木べらで静かに混ぜながら煮て、アクが出てきたら、ていねいにすくう。
  3. 中央から強火にしてアクがひいたら、残りの砂糖を加える。15分〜20分くらい、好みのかたさまで煮詰める。
  4. 沸騰したら密閉容器にいれる。
材 料
ブルーベリージャム
ブルーベリーソース
フルーツソースの利用法
 果実を加工してソース状にしたものをフルーツソースといい、ブルーベリーソースもその1つである。利用法としてはプレーンヨーグルト、プレーヨーグルト、プレーンアイスクリーム、パンケーキ等にかけ、色がきれいで、見た目も楽しいというもの、ソースとしてかけるだけではく、縞状に混ぜるリップソース、中心部に入れるセンターソース、容器の底に入れるボトムソースとしても利用できる。ほかに、ワッフルに包み込んだり、パンケーキの生地に練り込んで焼き上げたりなどの利用法がある。
アイスクリーム用ソース
 アイスクリーム用ソースは粘性があり、流動性があることが必要なため、ブルーベリーはスライスし。流動性を妨げないよう細かくする。また、濃縮果汁を利用し、果汁分として全体で40%くらいとしている。製品としては、生の果実のフレッシュな食味や色調を保つため、真空濃縮などにより加熱温度を低くする。
 @透明感を出すため気泡を抜くAアイスクリームにかけたときに流れてしまわない程度の粘度と流動性Bアイスクリームと一緒に凍結した場合に歯ざわりに違和感が出ない
 
作り方
材 料
  1. 生又は冷凍ブルーベリーに加水し、煮沸10分後、砂糖をまず1/2量加える。
  2. コーンスターチを水で溶き加えて加熱する。粘度が出てきたら残りの半分量を加糖。加熱を続け、約20分。これにレモン果汁を加え、弱火で3分ほど混合する。糖度は30%程度、果粒を残したタイプに仕上げる。